夢で見た話(オチはない)

夢の話
私はセーラー服を着ていた。
泣きながら喚き散らして、部屋の中にいたセーラー服を着たほかの子に「死んでやる!死んでやるんだから!!」と言って窓に足をかける。窓の外には既に野次馬が沢山いて、私を指さしながら何か言っている。カッとなった私は「あー!どけ!!お前ら巻き込んで死ぬぞ!!!!!」と怒鳴る。
野次馬は「やめとけ」だの「狂言だろ!」と口々に言う。私は飛び降りた。痛みはない。コンクリートとぶつかったがかすり傷ですんだ。柔らかなクッションの上にそっと座ったような感覚だった。野次馬が私をのぞき込む。睨みつけながら階段をかけ上り、もう1回飛び降りる。結果は同じだった。「クソ!なんでだよ!!」もう1回階段をあがる。部屋にいた女の子達が私を見つめた。「無理に死ななくても」「というか無理じゃ...」という声が聞こえた。女の子達を「うるさい!」と一喝して私はまた、飛び降りた。おそらく死ねないのだ。なぜだか理由はわからないが、死ねない理由がある。でも私は死にたいから飛び降りることを繰り返す。無駄なことだとわかっていても。