夢で見た話2

夢の話

夢の中で私は寝ていた。
ふと、喉が渇いて目が覚めた。あまりにも部屋が真っ暗で電気をつけようと布団の中から手を伸ばすが、いつもなら手に当たるはずのコードが見当たらない。真っ暗な中、立ち上がり、手を空に伸ばした。ピンと張った糸に手が触れ、ああ電気のコードだと思った。そのまま下に引いたが電気はつかない。なにかに引っかかっているのかスイッチが入らない。紐の先を解こうと指を伝わらせた。どうやら紐はテーブルの下に続いているようだ。早く明かりが欲しいので糸に触れながら腕をそのままテーブルの下に差し込んだ。その瞬間、なにかが私の手を強く引っ張った。衝撃で膝から崩れ落ちた、テーブルの下に引きずり込まれるかと思ったが、肩がテーブルの角にぶつかり、止まった。しかし、「何か」は私の手を引っ張り続ける。ギリギリと音が聞こえてきそうだ。痛みを押し殺しながら腕を引き抜こうとする。また引っ張られて逆戻りした。今度は、指先にぬるっとした感触が伝わってきた。暖かで柔らかなものに包まれながら、不規則に湿った風が吹きかけられる。「何か」が私の手を咥えたようだ。大きな舌のようなものが私の指を這うように動く。ゆっくりと味わうように、ぬらぬらとした液体が私の指に付着していくのに大変な不快感と恐怖を覚えた。相変わらず引き抜こうとしても引き抜けない。私はじっとしていた。その温かなものは私の肘までじわじわと覆い尽くした。首を動かし、テーブルの下の暗闇に目を向けた。そこには何もいなかった。
では、一体何が私の手を食んでいるのか。

暗闇がじわりと動いた気がした。私はそこで意識を手放した

夢で見た話(オチはない)

夢の話
私はセーラー服を着ていた。
泣きながら喚き散らして、部屋の中にいたセーラー服を着たほかの子に「死んでやる!死んでやるんだから!!」と言って窓に足をかける。窓の外には既に野次馬が沢山いて、私を指さしながら何か言っている。カッとなった私は「あー!どけ!!お前ら巻き込んで死ぬぞ!!!!!」と怒鳴る。
野次馬は「やめとけ」だの「狂言だろ!」と口々に言う。私は飛び降りた。痛みはない。コンクリートとぶつかったがかすり傷ですんだ。柔らかなクッションの上にそっと座ったような感覚だった。野次馬が私をのぞき込む。睨みつけながら階段をかけ上り、もう1回飛び降りる。結果は同じだった。「クソ!なんでだよ!!」もう1回階段をあがる。部屋にいた女の子達が私を見つめた。「無理に死ななくても」「というか無理じゃ...」という声が聞こえた。女の子達を「うるさい!」と一喝して私はまた、飛び降りた。おそらく死ねないのだ。なぜだか理由はわからないが、死ねない理由がある。でも私は死にたいから飛び降りることを繰り返す。無駄なことだとわかっていても。

デジャブだと思ってたことが実は違った

こんにちは、とうとう始めました。樫田と申します。

突然ですが、みなさんはデジャブという言葉をご存知だろうか

マスカラが有名なメーカーもあるけど、今回はこっちの方↓

"既視感(きしかん)は、実際は一度も体験したことがないのに、すでにどこかで体験したことのように感じることである。フランス語よりデジャヴュ、フランス語由来の英語 よりデジャヴまたはデジャブなどとも呼ばれる。"-Wikipedia参照


なんのこっちゃみたいな文ですよね。
簡単に説明すると「わーここ初めて来たけどなんか来たことある気がする〜」みたいなこと。(間違ってたらごめん)
ちなみにジャメヴはデジャブとは逆の現象らしい。「見たことあるのになんか初めて見た感がすごい...!」って感じ。
舞台とか連続して見てるとこんな感じになったりするよね?あれ?ならない??私は毎回なるよ???

本題に入ります。

私はどうやら最近まで「デジャブ」という現象を勘違いしていた、らしい。

なんで「私デジャブに遭遇しやすいな〜」なんて思ってたかと言うと、単純にそういう話を人としないからだ。
だって言わないじゃん!?言ってもなんか「あ、今のなんかデジャブ〜」くらいじゃん?あと起こりやすいとか起こりにくいとかのパラメーターもないし!!てかそもそもの認識が違ったこともわからなかったし!!

原因の一つとして考えられるのは、私が夢を見やすいタイプだったからだとも思える。

私は小さい頃から夢を見やすいタイプで、ある時は謎の敵を倒したり、芸能人に「かぼちゃ食え!」って怒られたり、ミートローフ投げつけられたり、1番すごいのはコナンくんがUFOに攫われて空に「see you next time!!!」と浮かぶという雑な終わり方をする夢などと大概おかしな夢ばっかりみる。

だけど、本当に現実世界の夢なんじゃないか?ってくらいリアルな夢を見ることがある。しかも内容もものすごく具体的。例えば、「〇〇ちゃんと昼の2時くらい、教室てこれこれこう言った感じのたわいもない話をしていて、△ちゃんが話しかけてきてその答えが違ってたみたいで雰囲気が悪くなる」みたいな、とにかく具体的な夢だ。
本当に細部まで描写されていて、起きた時もたまに混乱することがある。

夢で見るだけならそれでおしまい。だけど、私は
その夢で起きた出来事を、数日から長くて数年の間に体験する。

1番古い夢は、「車に乗っていて、窓から空を見たら灰色だった」くらいの忠実度だった。
小学三年生くらいの時に見た夢で、「今まで話したことがない子達と一緒に四角くて白い、分厚い紙に絵を書く」という夢は、小学六年生の時に卒アルを作るときに全く同じ場面が起こった。

小学校6年生の時に見た夢は「全く見たことない子達と見たことない体育館でなにか運動をしている。目の前を歩く子は背が高くて短髪、右にいる子はバレーボールを持っている。体操着も見たことがないもの。」、これは中学にあがってすぐの、球技大会で全く同じ光景を見た。知らない子達は他の小学校から来た子達のことだった。


ちなみに気づく時はほんとに脳裏にスっと過ぎって「あ、このあとこの子がこういうことする。」
って勝手に頭の中で起きる。
夢で見たものが悪いやつだと「変えなきゃ!」って別の行動を起こす。これはなんでもいい。夢の中で歩いてて悪いことが起きたら現実で、その場面が来る前に足をとめればいい。ボールを持って悪いことが起きるならボールを取らなければいい。
こんな感じで過ごしていた。

ちなみに今でもこれは起こる。というか発生頻度がかなり高くなってきている。
昔は数年越しの夢を見ていたけど、最近では数日先で現実に起こっている。ちょっと怖いな〜と思っている。

話が少しそれた。

まあ、要するに私はこれらのことを「デジャブ」だと思っていた。
だってそうじゃん?「うわ〜見たことある〜」だもん。内容的には似てる。
というかみんな見るもんだと思ってた。そもそもこんなこと言わないしね。

気づいたきっかけは忘れたけど、話の流れで知人に「そういえば、私デジャブ起こりやすいんだよ〜」って話した時。

上に書いたような内容をそのまんま言ったら

「それ...違くない...?デジャブじゃなくない...?てかみんなそんな夢頻繁に見ないよ。」

...マジで?え、じゃあ私が今まで見てたものは?え?デジャブじゃないの??

「デジャブってもっと曖昧なもんだよ。そんな詳しく描写なんかされないよ。もっとこう、『わーなんかこんなようなことあった気がする』レベルのやつだよ。樫田のそれ、具体的すぎる。だってあんたの会話のレベルとか部屋の描写とか全く同じなんでしょ?じゃあ違うよ」


...えっ、じゃあ私が今まで見てきたものは何!?!?


「いや、それってさ...予知夢じゃない?」


"予知夢は、「これから自分の未来に起きるであろう出来事を、その出来事が起きる前に夢の中で見たり体験する」"

...

......

いや、これやん!?!?

私が今まで見てたのって予知夢なん!?デジャブじゃなくて!?!?!

やば!!!


...ということで、20云年間、自身が見てきたものが「デジャブ」ではなく「予知夢」の分類になるものだと判明したのでした。

普通こういう話したら能力がなくなったりするはずなのにむしろ増した気がするのが不思議。

というか母に「なー私がよく見てた夢な、デジャブじゃなくて予知夢らしいんよ〜」って冗談ぽく言ったら渋い顔で「あんたもか」って言われた。

詳しく話を聞いたらどうやら、亡くなったばあちゃんがそのケがあったらしいと。しかも私のより正確なやつ。私は主に自分に起こることしかわからないけど、ばあちゃんは人に起こることがわかってたらしい。
その話はまた今度。

というわけで、このブログの本当のタイトルは『デジャブだと思ってたことが実は違った〜君の名は、【予知夢】〜』でした。
いやぁ、それにしても20云年間気づかないとは自分にびっくりした。

もしかしたら私みたいに勘違いしてる人がいるかもしれないってことで、ブログにしたためておく。

てかこれ書いてる間に1回予知夢あってクソッてなった。もっと役に立つことを教えてくれよマジで。


嘘かどうか信じるか信じないかはあなた次第!!!!!!実話だけどな!!!!!!

まだへんてこエピソードは尽きないので、また書きたいと思います。

では、今回はこの辺で。

皆さん素敵な夢ライフを。